・製品に関するご質問
弊社主力商品であるTSKシリーズは、3年保証となっています。
外部運転モードを設定した場合、本体の送風スイッチ、熱風スイッチは無効となり、外部信号のみによる運転操作となります。停止スイッチは外部運転モードの解除と非常停止としてご利用いただけます。
外部温調モードに設定し、外部温調端子に外部の温度調節計の出力信号が入力されていない、及び出力信号の極性(プラス、マイナス)を逆入力している場合は、送風運転状態となり、熱風運転はおこなわれません。
外部運転モードは下記の条件時に解除されます。
・本体操作パネル、または遠隔コントローラ(オプション)の停止スイッチを押した場合
・本体操作パネル、または遠隔コントローラ(オプション)のテストボタンを押した場合
・運転停止のために本体ブレーカ(NFB)をOFFにし、再度、本体のブレーカをONした場合(TSK-18は除く)
・温度警報を除く、すべての異常が発生した場合
・停電等による工場側電源が瞬時遮断後の復帰時、インバータ低電圧異常が発生した場合(TSK-18は除く)
外部運転による熱風発生機の停止後は、約5秒間再始動できません。再始動への待機状態では送風、または熱風ランプが点滅し、停止から5秒後に始動します。
外部運転端子と外部ヒータ入/切端子による外部運転状況は下記となります。
外部センサを接続せずに外部センサモードを設定した場合、及び外部センサモードを設定後に外部センサを取り外した場合に、外部センサバーンアウト異常が発生します。ホームページでの取扱説明書等を参照の上で、外部センサモードの設定をOFFにしてください(外部センサ未使用時)。
マルチドライヤHASシリーズは、外部センサの設定は不要です。外部センサを差し込むことでご使用いただけます。
一次側電源の漏電ブレーカ(ELB)の感度電流の容量が適切か確認してください。
TSK-18・23・33 の漏電遮断器の感度電流目安 50mA
TSK-42・52・52HT・56 の漏電遮断器の感度電流目安 50mA
TSK-62・72・82 の漏電遮断器の感度電流目安 100mA
TSK-92・102・122・132・200 の漏電遮断器の感度電流目安 200mA
また、水分混入等による軽度の絶縁不良に関しては、下記手順にて絶縁が回復できる場合もあります。
《絶縁不良回復手順》
①熱風発生機を単独にて、フレッシュエア(外気)吸い込みによる送風運転を数時間から数日、実施してください。
②送風運転により、ある程度、絶縁が回復できたら、熱風発生機を単独にて、フレッシュエア(外気)吸い込みによる熱風運転を数時間実施してください。
③以上にて、絶縁が回復しない場合は、返却修理をお申し付けください。
※絶縁不良が発生する原因を特定し、設置場所の変更、及びデミフィルタ等の使用を必ずご検討ください。
外部温調モード設定時は、外部に設けた温度調節計と熱風発生機本体の吐出口温度の両方にて熱風発生機は制御されます。よって、外部に設けた温度調節計の温度設定と熱風発生機本体の吐出温度設定の設定温度差が小さい場合には、外部に設けた温度調節計の設定温度に到達する前に、熱風発生機の吐出温度にて制御が開始されます。よって、この場合は配管放熱や炉体放熱を考慮して、熱風発生機の吐出温度設定を決定してください。
熱風発生機の運転状態により、各モード設定可、設定不可の場合があります。
熱風発生機が停止状態にて、『停止スイッチ』、『熱風温度のアップキー』、『風量調節のアップキー』、『タイマーのアップキー』の4つのスイッチを同時に約10秒間押し続けてください。
約10秒後に『ピッ』とブザー音とともに、一瞬すべての表示が消灯し、再度、元の表示に戻ります。
これでリセット完了となり、すべての設定値が製品出荷時の設定に戻ります。
誰かが設定を変更したかな?
誰かがサービス端子を触ったのかな?
・外部センサをご使用されていませんか?
外部センサをご使用されている場合、下記の図を参照しご確認をお願いします。
…『①外部センサ(K熱電対)』を使用される場合、『②熱風発生機吐出口』の熱風温度は
熱風発生機の吐出温度上限として制御されます(温度上限リミッタ)。
『①外部センサ(K熱電対)』の設定温度と、『②熱風発生機吐出口』の設定温度が近接
している場合、熱風発生機より吐出された熱風は『①外部センサ(K熱電対)』より先に
『②熱風発生機吐出口』の設定温度に到達してしまいます。
この場合、温度上限リミッタ機能(=『②熱風発生機吐出口』の設定温度)が働くため、
『①外部センサ(K熱電対)』の設定温度まで熱風の温度は上がりません。
…『②熱風発生機吐出口』の設定温度を、『①外部センサ(K熱電対)』の設定温度よりも
高く設定してください。
※外部センサ使用時における 『②熱風発生機吐出口』 の設定温度変更方法につきましては、ホームページを
ご参照ください。
《関西電熱トップページ》 → 《サポート》 → 《取扱説明書》 → 《TSK-C型・HT型》 → 《便利な機能》 → 《吐出温度上限設定変更》
・外部運転モードが有効な場合(解除されていない場合)、操作パネル上の『外部運転ランプ(橙)』が点灯していますので目視確認してください。
外部運転モードが無効な場合(解除されている場合)、『外部運転ランプ(橙)』は消灯しています。
・外部運転モード時において、外部運転信号が正常に入力されているかどうかは、熱風発生機の運転状況を確認頂くことが必要です。
・熱風発生機は外部信号出力端子として『送風出力端子』と『熱風出力端子』を設けております。
…『送風出力端子』 : 送風運転中にONになる端子 (無電圧接点信号出力)
→端子番号BLW-COM(TSK-18~TSK-56)/端子番号B1-COM(TSK-62~200)
…『熱風出力端子』 : 熱風運転中にONになる端子 (無電圧接点信号出力)
→端子番号HOT-COM(TSK-18~TSK-56)/端子番号B2-COM(TSK-62~200)
外部運転信号が正常に入力され熱風発生機を運転した場合、『送風出力端子』『熱風出力端子』より無電圧接点信号が出力されますので、運転状況の確認が可能です。
温度警報モードを変更するには、最初にロックの解除が必要です。
※ロック解除の方法につきましてはホームページをご参照ください。
《関西電熱トップページ》 → 《サポート》 → 《取扱説明書》 → 《TSK-C型・HT型》 → 《便利な機能》 → 《ロック解除》
…設定温度まで熱風温度が上昇しない。
…新たに検討する熱風発生機は、現在使用中の熱風発生機より風量をUPさせたい…。
熱風発生機は、以下の方法でご使用中の簡易風量が確認できます。
①熱風運転中の《吸入温度》を測定してください。
②熱風運転中の《熱風発生機の吐出口温度》を操作パネル上で確認してください。
③熱風運転中に《熱風発生機の吐出口温度》が安定した状態で、現在のヒータ出力(%)を表示させ確認してください。
※現在のヒータ出力表示(%)の表示方法は、ホームページをご参照ください。
《関西電熱トップページ》 → 《サポート》 → 《取扱説明書》 → 《TSK-C型・HT型》 → 《便利な機能》 → 《ヒータ出力表示》
④以下のヒータ容量算出法で簡易風量を計算できます。
→ヒータ容量(kW)×《③現在のヒータ出力(%)/100》≒風量(N㎥/min)×《②吐出口熱風温度-①吸入温度》÷係数46
【例】TSK-18(5kW)×1台
…吐出口指示温度100℃/吸入口温度約25℃(雰囲気温度計測)/運転中*温度安定時のヒータ出力90%
→5kW×(90%÷100)≒風量□N㎥/min×(100℃-25℃)÷46
以上より風量約2.76N㎥/min
・故障・修理
西日本では、大阪本社(06-6785-6001)にて対応しております。
東日本では、東京支社(03-5710-2001)にて対応しております。
日本国内生産しておりますので、迅速な修理やメンテナンスが可能となっております。
・カスタマイズ
1931年に設立され、創業90年以上にわたる経験と技術に基づく、信頼性の高い製品を開発しております。
産業用の加熱装置や熱風乾燥機、ヒータの製造・販売を行っている会社です。
熱風発生機、ヒータ単体、耐熱送風機、脱臭装置、エアブローノズル、熱交換器、各種配管など、熱に関する多様な製品を製造・販売しています。